2023-01-01から1年間の記事一覧

【御礼のご挨拶】インターンシップ授業を終えて/松尾

今年度、西之京瑞饋神輿インターンシップ授業(人文学特別研修)を担当しました立命館大学教員の松尾卓磨です。9月初旬からの夜なべ、10月4日の巡行を経て、受講生の2人が最後の記事の執筆を終えました。約1か月間にわたり受講生と教員を受け入れて下さい…

10月4日(水)巡行の様子と振り返り/中塚

こんにちは、中塚です。 約1か月間の準備を経て、ついに巡行の日を迎えました。 この日は朝9時から会員の皆さんが準備をされていました。神輿に取り付ける「轅」を台車に載せ、北野天満宮の御旅所へと運び込みます。 【写真①】轅を台車に載せる この轅を神輿…

10月4日(水)巡行の様子と振り返り/望月

こんばんは。望月です。 去る10月4日、ずいき神輿の巡行が行われました。今回はその様子と、本講義を通じての振り返りをお伝えしたいと思います。 10月4日は午前9時に集会所へ集まり、台車・轅・太鼓など、巡行に必要な備品を蔵から搬出しました。 上の写真…

9月30日(土)・10月1日(日)ずいき神輿が完成しました!

こんばんは。今回は9月30日と10月1日の作業の様子を望月がお伝えします。 9月30日は主に、保存会の佐伯さん・入江さんの畑で刈り取られたずいきを使い、お神輿の屋根を葺く作業が行われました。 集会所には完成した飾りが用意されていました。 こちらは隅瓔…

9月23日(土)細工づくりの見学

こんにちは、本日は中塚がお伝えします。 この日は、会員の清水さんと竹尾さんのお宅をお伺いし、細工づくりを見学しました。 まず、清水さんのお宅をお伺いしました。ご自宅の3Fの自室(作業部屋)に案内していただきました。毎年ずいき祭の季節になると、…

9月22日(金)夜なべ最終日です

こんばんは。本日の集会所での夜なべの様子を、今回は望月がお伝えします。 本日で夜なべは最終日となりました。瑞饋神輿の完成は10月1日の昼を待つため、細工や屋根、瓔珞以外の部分が終わったにすぎませんが、これで集会所に大勢が集まっての作業は一段落…

9月21日(木)かぼすのくり抜き作業を行いました!

こんばんは。9月21日の集会所での夜なべの様子を、望月がお伝えします。 本日は6時半ごろに強い夕立があり、傘を持って集まっている方もいらっしゃいました。集会所内も湿度が高く、少し汗ばむほどです。 まずは稲をまとめる作業です。本日で、束ねる作業が…

9月20日(水)残る藁も少なくなってきました

こんばんは。9月20日の集会所での作業の様子を、今回は望月がお伝えします。 今回も前回に引き続き、稲穂を束ねる作業に取り組みました。 穂の状態が良い稲を選び、凧糸で束ねていきます。会員さん曰く、今年の穂は実りが良くなく、穂が少し短いそうです。 2…

9月19日(火)稲を数えて束ねる

こんにちは、今日は中塚がお伝えします。 この日の集会所では、多くの方が稲の選定や稲を束ねる作業に携わっていました。 【写真①】集会所の様子 【写真②】選定を終えた稲 稲の選定作業を終えると、作業は次の段階にうつります。稲を糸で束ねる作業です。束…

9月16日(土)夜なべ作業も大詰めです

こんばんは。今回は望月が9月16日の夜なべの様子をお伝えします。 今回行われていた作業は、藁の選り分け作業と真紅作りでした。 まずは藁の選り分け。残り日数も少なくなり、他の作業が完了しつつあるため、今回はかなりの大人数で取り組みました。談笑しな…

9月15日(金)「梅鉢」と「燈芯」

こんにちは、本日は中塚がお伝えします。 久方ぶりの心地よい涼しさも束の間、また辛い暑さが京都に戻ってきました。 あれだけの量があった千日紅。毎晩数人がかりで作業をしても、すべてに糸を通すには10日ほどかかりました。まさにコツコツ進む作業でした……

9月14日(木)真紅作りも佳境です

こんばんは。9月14日の夜なべの様子を、今回は望月がお伝えします。 新しく収穫した千日紅が茣蓙で干さていましたが、今日はそちらを使って糸通しを行いました。 新しい花は大ぶりのものが多く比較的柔らかいので、芯を捉えやすく、糸通しも捗ります。作業に…

9月12日(火)稲を整える

こんにちは、今日は中塚がお伝えいたします。 この日、集会所では新たな作業が始まりました。入江さんの田んぼで収穫された稲が集会所に運び込まれており、そこから良質な稲を選定する作業を行いました。稲に付いている細い葉を落とし、穂の状態があまりよく…

9月11日(月)夜なべも7日目になりました

こんばんは。今回は望月が9月11日の夜なべの様子をお伝えします。 本日で夜なべも7回目を迎え、そろそろ折り返しを迎えます。 千日紅もこの通り、かなり少なくなっています。千日紅は糸を通す際、一定の大きさと太さがあり、白くなり過ぎていないものを選び…

9月9日(土)細工づくりの見学

こんにちは、今日は中塚がお伝えします。 保存会の集会所に出入りし始めてから月日が経つのがうんと早く感じます。 この日は、集会所でいつものように千日紅に糸を通し、ひと段落してあとは縄のこすりを行いました。この「こすり」については先日の記事でも…

9月8日(金)夜なべも5日目となりました

こんばんは。今回は望月がお伝えします。 本日も集会所では作業が進められ、梅鉢作り、真紅作り、そして小冠の修復が行われていました。 私たち受講生も集会所についてすぐに、千日紅の糸通しをする作業に取り掛かります。当初は一本を作るのに40分ほどかか…

9月6日(水)「真紅」の製作

こんにちは、今日は中塚がお伝えいたします。今日は、「真紅」製作に着目した内容となっております。 【写真①】糸を通した千日紅 【写真②】この日の集会所の光景 この日も、それぞれの持ち場で黙々と作業を進める光景が見受けられました。いつも談笑で少し賑…

9月5日(火) 縄を綯う作業を体験しました!

こんばんは。今回は望月がお伝えします。 今日、私たち受講生は主に縄を綯う作業を体験させていただきました。 昨日叩いて繊維を柔らかくした藁を材料に、梅鉢に用いる縄を作っていきます。 こうした藁束の中から比較的しっかりした硬いものを8本選び、根本…

9月4日(月)「縄」にする前に。

みなさまこんにちは、本日は中塚がお伝えします。本日の内容は、夜なべ二日目の集会所の様子と、「縄の下ごしらえ」です。 【写真①】夜なべの風景 この日の夜なべも、真紅をつくる人と縄を編む人、梅鉢を結う人など、各々の持ち場で作業が続く光景が見受けら…

9月2日(土)夜なべ作業が始まりました。

こんばんは。受講生の望月芽以です。 9月2日より集会所での夜なべ作業が始まりました。その様子をお伝えします。 こちらは、昨日摘んで茣蓙の上で干していた千日紅です。1日置くとかなり乾いている様子でした。最初の作業として、針を使って糸に千日紅を通し…

9月1日(金)千日紅摘み

皆様初めまして、立命館大学文学部地理学専攻の中塚と申します。 2023年度の西之京瑞饋神輿保存会インターンシップの活動が始まりましたので、本日より今年の活動を当ブログで随時発信していきます。 本日の内容は、三枝暁子先生によるレクチャーと千日紅摘…

【2023年度】西之京瑞饋神輿保存会でのインターンシップ授業に関するご挨拶

皆様初めまして。立命館大学文学部教員の松尾卓磨と申します。平素より「ずいき日和」をご覧頂き誠にありがとうございます。 本日より約1か月間、インターンシップ型の実習授業として夏集中科目「人文学特別研修」を実施します。本学の教員と学生が長年お世…