9月16日(土)夜なべ作業も大詰めです

こんばんは。今回は望月が9月16日の夜なべの様子をお伝えします。

 

今回行われていた作業は、藁の選り分け作業と真紅作りでした。

 

まずは藁の選り分け。残り日数も少なくなり、他の作業が完了しつつあるため、今回はかなりの大人数で取り組みました。談笑しながら進められます。

作業の終わった稲も増えてきました。

 

こちらは真紅作りの様子です。

作業の間に挟む休憩の時点でこの状態でしたが、終了時には文字の貼り付けも終わっていました。

これにて4本の真紅全てに千日紅の貼り付けが完了。残るは子ども神輿用の真紅です。

大きな真紅と同じ要領で、4本ある芯に千日紅を貼り付けていきます。大きな千日紅の方は常に2、3人で行われていましたが、子ども神輿用の真紅は1人で作業を進めていらっしゃいました。

 

今回の集会所での作業は以上ですが、終了後、細工を担当されている清水さん宅を訪問し、過去の作品を拝見しました。

こちらは白虎と青龍です。

遠目で見てもしっかりモチーフが分かり、このように間近で見ると模様や体のパーツが作り込まれていることがわかります。

保管されている材料も拝見しました。清水さんは材料を小分けにしてきっちり保管されているため、見せていただくとちょっとしたコレクションのようでした。たくさんありますが、これでもまだ全てではないそうです。

こちらの箱は栗などの秋らしい素材が集められています。

こちらには旅先の道の駅で発見した珍しい食材や、細工用に干して保管してあるパイナップルの皮(右上)、ほおずきや松ぼっくりもあります。

豆や種子、ナッツなど細々とした素材は種類ごとに分けられています。レンズ豆やとうもろこしなどもありますが、初めて見るものが半分以上を占めています。

こちらは乾燥させたユーカリの葉です。青みがかった素材は珍しく、茶色がかった素材が多い中では目を惹きます。

 

清水さんはもう20年ほど細工作りを担っておられるそうで、各年の作品をアルバムにまとめておられました。清水さんにお話をうかがったところ、「初めの頃は素材に手を加え過ぎていた。今は手を加えるより、素材の形や質感を活かした作品になるように心がけている」とおっしゃっていました。

今年のお神輿に使う細工の途中経過も見せていただきました。先日拝見した上田さん・竹尾さん宅で細工と比較してみても、作品には作り手それぞれの色が強く表れていると感じます。

 

本日はここまで。次回の夜なべは9月19日です。