9月2日(土)夜なべ作業が始まりました。

こんばんは。受講生の望月芽以です。

9月2日より集会所での夜なべ作業が始まりました。その様子をお伝えします。

 

 

こちらは、昨日摘んで茣蓙の上で干していた千日紅です。1日置くとかなり乾いている様子でした。最初の作業として、針を使って糸に千日紅を通していきます。実際に私も体験しましたが、非常に神経を使う作業でした。千日紅の芯にうまく糸を通せていないと、持ち上げたときにぽろぽろと取れてしまいました。

 


数十個をひとつにまとめることができたら、次は上から1センチ程の長さで千日紅を切り揃えていきます。

今年は気候条件が良く、千日紅の生育が早いため、花の根本部分が乾燥して白くなっているものも多いようです。葉や茎の部分を切り落とし花だけで揃えると非常に綺麗な仕上がりになります。

 

糸通し作業のかたわらでは、「梅鉢」作りが行われていました。縄を編んで、全て手作業で梅の形に整えていきます。神輿づくりの中でも特に難易度の高い作業です。

機械で刈ってしまうと稲藁が粉々になって残らないため、藁を刈る際も全て手作業で行われているそうです。

 

奥の部屋ではお神輿の屋根の上に付ける小冠(こがんむり)の修復が行われていました。

正面の着色された部分は洋紙で色付けされているそうですが、今年からはこちらも和紙に張り替えるとのことです。

 

また、側面や正面下の細かい細工は、全て麦藁で作られています。


この麦藁を切って開き、和紙に貼り付けてから型紙に合わせて彫っていくそうです。

 

今日行われた作業は主にこの3つでした。集会所では13人ほどの方々が作業しておられました。会員の方々は右も左もわからない私たちに快く作業を教えてくださり、大変有意義に学ばせていただいています。今後も精一杯取り組みたいと思います。

 

次回の夜なべは9月4日です。では。