9/19 夜なべ作業最終日

こんにちは!

今日のブログ更新は酒井が担当させていただきます。

いよいよ夜なべ作業最終日です!

今日会所で行われていたのは

・子ども神輿の真紅づくり

・梅鉢の稲穂を束にする作業

・麦藁のストローづくり

・会所ののぼり立て

といった作業です。


〇子ども神輿の真紅(しんく)づくり

糸通しをした赤い千日紅を丸太に巻き付け終わり、

白い千日紅が梅の形に配置されていました。

少し離れたところから見ても、白い千日紅が目立ってとても可愛らしいです。

傍らで上田さんが真紅(しんく)づくりのためのものとは別にしてあった千日紅を、

葉の部分を切って形を整えていらっしゃいました。

これは隅瓔珞の屋根の部分に付ける千日紅だそうです。

隅瓔珞とは赤なすや五色唐辛子などの野菜を決まった順番で縦と横につなぎ合わせた飾りで、

神輿の四隅を彩るものです。

屋根の部分の千日紅はとても目立つため、粒の揃った千日紅を付ける必要があります。

完成した隅瓔珞を見ることも楽しみですが、千日紅が用いられているのを見つけることも

楽しみとなりそうです。


〇麦藁のストローづくり

ずいき神輿には麦藁細工が随所に張り付けられています。

麦藁細工は、麦藁のストローをハサミで開いて長方形状にしたものを細工して作られたものです。

麦藁細工の加工はその年の春頃に行われるため、去年作った麦藁のストローを使用します。

そのため今日は外に干してあったはだか麦を中に取りこみ、来年度の麦藁細工のためのストローづくりを

行いました。

人形細工の取材でも素材としてストローは見させていただいていましたが、

「はだか麦」を今まで実際に見たことがなかった私たちにとってストローづくりも初めての経験でした。

麦藁のストローは、はだか麦の節ごとにハサミで切って作ります。

節の部分は不要なので取り除き、麦藁細工をしやすくするため、なるべく茎が太くてまっすぐなはだか麦を選びます。

出来上がったストローは束にしてまとめておき、来年の春まで保管しておきます。

夜なべ作業の時間は限られているのでみなさんテキパキと作業をされながらも、最後には同じ作業を円になって行っていたので

とても和気あいあいとした雰囲気でした。


〇のぼり立て

会所のまわりに「北野天満宮ずいきまつり」ののぼりが立てられました。

いよいよお祭り当日が近づいてきているのだと実感しますね!

私たちものぼりを立てるお手伝いをさせていただきました。

会所の周りをぐるりと取り囲むようにのぼりを立てるので、かなりの数が必要になるのですが、

会員さん方は手際よく組み立てられていました。

私たちはお手伝いと言いつつも、とても時間がかかって1本組み立てていたのでみなさんのお手間を取らせてしまいましたが…笑



約10日間という日数に数えてみれば長くはない時間でしたが、

この期間にずいき神輿を作り上げる作業を目の前で取材させていただいたことの経験、学ばせていただいたことは計り知れないです。

ほんとうにありがとうございました!

今日で夜なべ作業は最終日でしたが、これからお神輿の組み立て、ずいき切り、隅瓔珞などの飾り物づくりといった作業が

行われていきます。それらの作業の様子をブログで詳細にお伝えすることがあいにくできないのですが、

10/1-3に御旅所にずいき神輿が飾られる際にはレポートをさせていただく予定なので、

ぜひまたブログをチェックしてみてください!

それでは。