9月6日(水)「真紅」の製作

 こんにちは、今日は中塚がお伝えいたします。今日は、「真紅」製作に着目した内容となっております。

 

【写真①】糸を通した千日紅

 

【写真②】この日の集会所の光景

 

 この日も、それぞれの持ち場で黙々と作業を進める光景が見受けられました。いつも談笑で少し賑やかな雰囲気ですが、この日は人数が少なかったからか、静かなひと時が流れていました。

 藁敷きの上の千日紅が日々減っていく中、上に吊るされている「梅鉢」はどんどん数が増えています。

 

【写真③】「真紅」を巻く

 

 さて、糸を通し、ハサミで長さを揃えたあと、どのようにして「真紅」が作られていくのでしょうか?真紅は神輿の大切な柱であり、神輿を特徴づける装飾として非常に重要な位置づけにあります。
 この日は柱に千日紅を巻き付ける作業が集会所の広間で行われていました。まず、柱に洗濯のりを塗り付けます。そして、ひとりが千日紅の通った糸をピンと張り、もうひとりが柱を少しずつ回転させながら千日紅を貼り付けていきます。
 柱は身体から遠ざかる方向に回転させ、逆に千日紅は手前側へと巻き付けていくかたちになります。柱の両端は専用の台に載せられており、簡単に回るようになっています。
 「千日紅の先端が真上にくるように、立つように」とレクチャーしていただき、私も作業をやらせていただきましたが、巻いているうちに千日紅が横を向いてしまいました…

 

【写真④】千日紅を柱に巻き付けます(写真左が柱の上部)

 

【写真⑤】洗濯のり

 

【写真⑥】専用の台に載せられた柱(柱の上方向から撮影)

 

【写真⑦】「天満宮」の文字には白の千日紅を使うため、いったん空白に

 

【写真⑧】瑞饋神輿のポストカード

 

 瑞饋神輿の素敵な写真がおさめられたポストカードです。今回ご紹介した「真紅」がどこにあるかぜひ探してみてください!それでは。