夜なべ作業8日目
9月に入ったにも関わらず、蒸し暑い日々が続いています。
集会所に通い始めた頃は、道に迷っていないか心配しながら来ていましたが、もうすっかり慣れてきた、泉です。
今日は昨日に引き続き、稲穂の葉取り作業を行いました。
ここでは、奥の部屋で行われている鳥居の修復作業の様子を紹介したいと思います。
これがおみこしに飾られる鳥居です。
鳥居をおおう金色の文様、実は金箔や金色の折り紙ではありません。
この「はだか」を使っているのです。
はだかは英語で「ストロー」と言いますが、まさにストローです。
このはだかをはさみで切り開いて、白い和紙に貼り継いだものを、いろんな文様に職人さんに切っていただき、それを赤や緑などの和紙に貼ります。
赤や緑、黒、水色など、たくさん色を使う場合は、和紙を重ねていきます。
重ねる位置を調節するのが難しそうですね、、
また、文様にあわせて切り取るのはとても細かい作業となり、集中力が問われます。
清水さんが長さを測って切り、鳥居に貼り付ける作業をされていました。
もう一度、1枚目の写真をアップしたものを見ていただきたいと思います。
龍の目を血走らせるため、白い綿に赤インクを少し染みこませて、用いていることは以前にもブログで紹介していますが、 もう一つ注目してもらいたいポイントがあります。
実はこの龍、まつげが生えているのです!
しかも、とてもふさふさです!
うらやましいですね、、
竹尾さんがこの龍のまつげを作っておられました。
ここでひとつ、驚いたエピソードをお伝えします。
1枚目の写真で、鳥居の上に黒い部分があると思います。
実は、あの部分に海苔が貼ってあるそうです。
野菜や海産物など、自然のものを用いることにこだわる熱意が、
とても伝わってきました。
今日はこの辺で失礼します。次回もお楽しみに。