夜なべ作業7日目
今日も蚊取り線香の香りに包まれている、ずいき神輿保存会の集会所です。
泉です。今日は私がお伝えしたいと思います。
集会所に入るとすぐに梅鉢がたくさん吊ってあるのに目がとまりました。
今日は、この梅鉢に関する作業をしました。
後ほど詳しく説明します。
まずは、千日紅の糸通しをしました。
い草の上には、石井さんの畑で今日採れたての千日紅が干してありました。
その隣には、日曜日に採った千日紅も干してあったのですが、比べてみると、色も大きさも堅さも、全く違います。
左が今日採れたての千日紅、右が日曜日に採った千日紅です。
写真では少し伝わりにくいかも知れませんが、色と大きさが違うことにお気づきでしょうか。
左の今日採れたての千日紅は、赤みがかった紫で、大きさも少し大きく、柔らかいのですが、右の日曜日に採った千日紅は、青みがかった紫で、水分が飛んで少し小さくなり、芯の部分が堅くなっています。
青みがかった紫は、お茶の袱紗にも使われており、日本の伝統を想像させます。
次に、先ほどの梅鉢に関する作業をしました。
梅鉢の先に柚子と稲穂を付けて完成なのですが、今日はそこで使う稲穂だけを取り出す作業をしました。
川本さんが束にして干していた稲を、「押し切り」という道具で適当な長さに切ってくださいました。
稲は、二層になっている葉と稲穂でひとつになっています。
まず根っこの部分を軽くつまみ、すっと引っ張るだけで、外側の葉がとれます。
この赤い丸の部分に注目してください。
この部分は節と言い、ここで内側の葉と稲穂が閉じられています。
なので、そこを切ってしまえば、内側の葉も軽く引っ張るだけで、とれてしまいます。
こうして稲穂だけを取り出すことができ、梅鉢の先に柚子と共に付けられます。
完成がとても楽しみですね。
今日はこの辺で失礼します。またの更新をお待ちください。