9月17日 夜なべ作業10日目

こんにちは!前回に引き続き
太田が報告いたします。

今回は麦わらでストローをつくる所と、子みこしの
真紅づくりを見させていただきました。



麦わらは、お神輿のわら細工や瓔珞、鳥居など色々な場所に
使われています。

麦わらを使うための準備として、節から節までをはさみで切り、
外側の皮を剥ぐという作業があります。

川本さんに麦わらを切っているところを見せていただきました。

1本の麦わらからは2、3本のストローが取れるそうです。

その切り取ったストローははさみで開き和紙に貼り、専門の方に
加工を依頼し、最終的に前回のブログにも載せたような
瓔珞の飾りが出来上がります。

今回作業に使われていた麦わらは今年の6月に刈った
ものを乾燥させており、ずいきみこしのためだけに
作られているのだそうです。




またこちらでは、子みこしの真紅づくりが
行われていました。

子みこしにはずいきみこしよりも小さい柱に
千日紅を巻き付けていきます。

子みこしの柱の方が、千日紅の詰まり具合など感覚が
違うため作業がしづらいそうです。

ずいきみこしの真紅と同じように白い千日紅も貼っていきます。
しかしやり方の違いとして、ずいきみこしでは紫の千日紅を巻き付けながら
白い千日紅を貼る場所を空けておき、後から白い千日紅を貼りますが、

子みこしの真紅はまず柱の全体に紫の千日紅を巻き付けた後、
白い千日紅を貼るところにある紫の千日紅を取り外し、
梅の花の形に白い千日紅を貼っていきます。

しかもずいきみこしの真紅では分かりやすいよう柱に
天満宮」の文字の下書きがありましたが、
子みこしの真紅は下書きなしで、昨年の写真を見ながら
白い千日紅を貼り付けるそうです。

長年の経験がないと出来ない作業だと感じました。



さて夜なべ作業も次で最後です。
さみしいような、でもお祭り本番が楽しみでもあります!

最後1日も頑張りたいと思います!
それでは今回もこの辺りで失礼します。