夜なべ作業5日目
初めまして!
今年の受講生、泉と申します。これからもう1人の受講生、芦田さんと交代でブログを更新していきたいと思います。
どうか、よろしくお願いします。
さて、夜なべ作業も5日目となり、私たちもより複雑な作業にも取り組ませていただくようになってきました。
今日は梅鉢作りの体験をさせていただきました。
梅鉢とは、天神さんの紋である梅の形に編んだ縄のことです。おみこしのあらゆる所に飾られています。
10月1日から始まるずいき祭の折には、ぜひ、実物を見に来て、探してみてください!
梅鉢作りをする前に、以前自分たちで編んだ縄を、使える状態にするため、縄のこすり作業をしました。
縄のこすり作業とは、藁を編んだときに出てしまう細かな藁を、布でこすって落としていく作業です。
摩擦熱によって落とすため、かなりの力が必要です。
五百木さん、野村さん、伊祁さんに手伝っていただきました。
また、こする人と縄を引っ張る人の2人で作業を行うのですが、引っ張る人の力が弱いと、縄がピンと張らずに作業がしにくくなります。
支える人の力もとても重要なのです。
藁を叩き、編んでこすって、やっと梅鉢作りが出来る状態になります。
たくさんの人が関わっていることがよくわかりますね。
梅鉢作りでは、まず、梅の花びらをつくるため、縄を星のような形に折っていきます。
そして、縄の始まりと終わりの部分の折り目から、付け根を反時計回りに折っていきます。
付け根から折り重ねていくことによって、中心部分に藁が集まります。
最後に先端部分を引っ張って花びらの形を作っていくのですが、読んでいただいたらおわかりのとおり、文章ではとても伝えられそうにない、複雑な作業でした。
工程途中の写真を撮りたかったのですが、手を放してしまうと崩れてしまうため、叶わず、、
最後に紐を通し、整えたら完成です。
完成形はこちら。
上手に作ることが出来ず、悔しかったので、また縄を編むところから頑張りたいと思います。
教えてくださった佐伯さん、栢下さん、ありがとうございました!