9月30日 ずいき切りからおみこしの組み立て

お久しぶりです!島田です。
今日の記事は、ついに!ついに!ずいき神輿の組み立てです!!!
今日は朝から集会所に集合し、ずいき切りから1日が始まりました。
千日紅摘みのときと同様に入江さんの畑に行き作業をしました。

まず、赤ずいきの収穫です。川本さんがお神輿の屋根を葺くのに適した大きさのずいきの真ん中の部分を藁でくくり、目じるしをつけられました。それを北野さんと入江さんの息子の健太さんがスコップで掘り起こしていきます。赤ずいきの根の部分にできる海老芋は、料亭でも使われる高級食材です。実際に僕もスコップを使い掘り起こすのをやらせていただいたのですが、うまくスコップが入りませんでした。難しかったです。さらに頭芋についている土を落とそうとしたときに洋服に着いたずいきの汁は灰汁が強く、帰宅してから洗ってみても全然落ちませんでした。
白ずいきの収穫は赤ずいきとは違い藁でくくるということはせず、直接ずいきを切っていきます。入江さんの畑では赤ずいきが55株(+見本2株)と白ずいきが70本。全体では赤ずいき80株、白ずいき200本を収穫しました。見本は地元の小学校7校の見学授業の時に使われるそうです。

収穫が終わった後は入江さんのお宅に移動し、収穫したずいきを洗う作業です。収穫した赤ずいきはまだ頭芋が付いた状態なので、まず頭芋を切り落とします。その後、全体に着いた土を水洗いをして落とします。またそれと同時進行で頭芋に付いた土も水洗いで落とします。

この作業で午前中の作業はひと段落。集会所に戻り昼食をとりました。
昼ごはんの後は北野天満宮御旅所に移動し、お神輿組み立てに入ります。

最初に午前中に収穫した白ずいきを屋根に葺いていきます。

長さを屋根にあった長さに包丁で切りそろえられ、それらを串を差し固定します。

これは4面同時進行で行われ、保存会会長の佐伯さんがチェックをしながら作業は進み、白ずいきが終わったら次は赤ずいきがその上に葺かれていきます。赤ずいきは白ずいきより手前に出っ張った状態です。

これらはまた巡行当日の朝に長さ調節とずいきの水分が飛び隙間ができるのでそこの埋めが行われるそうです。その後千木(ちぎ)がお神輿の前後上部に取り付けられ、さらにそこに先日のブログでも紹介した梅鉢が付けられます。そしてご神体が神輿の最下部に安置され、それを囲うように腰板を付けていきます。そして欄間が取り付けられたところで、一度神輿を持ち上げ下に「あぐら」と呼ばれる神輿の台を入れます。そして横棒を今年新調されたからみ縄で固定し、高欄と鳥居を取り付け今日の神輿の作業は終わりです。

そしてまた集会所に移動し、今度は子ども神輿の組み立てに入ります。過程は大神輿とほとんど一緒です。

今日の作業はこの子ども神輿の組み立てで終了しました。
明日はいよいよずいき祭が始まります。午前中のうちに今日は付けられなかった真紅、桂馬、隅瓔珞、平瓔珞、頭芋を彫った獅子頭の取り付けが行われるそうです。僕たちからも、明日のずいき祭1日目の様子をこのブログで報告しますのでお楽しみに!!

長文を読んでいただいてありがとうございました。それではまた!