9月1日(金) 千日紅摘み

みなさんこんにちは!
今年もずいき祭の季節がやってきました。
今年度、西之京瑞饋神輿保存会インターンシップに参加させていただく、
立命館大学地域研究学域京都学専攻3回生の藤田と酒井です、よろしくお願いいたします。

本日は藤田が千日紅摘みについて報告いたします。



この日は午後2時に集会所に集まり、保存会会員の方々と顔合わせを行ったあと、
千日紅という花を摘みに上桂にある入江さんの畑へ向かいました。


千日紅はずいき神輿の「真紅(しんく)」と呼ばれる部分に使われる花で、
赤紫色と白色の2色の花を咲かせます。



畑に到着。

畑には千日紅の他に、サトイモや赤茄子が植えられていました。
これらも全て、ずいき神輿の飾りに使われるんです。


これは赤茄子。
見た目は小さなカボチャのよう。
とっても鮮やかな色で可愛らしいですね!


早速、千日紅摘み開始。
花は1~1.5cm以上の大きめのものでないといけません。
今年は春の気候と梅雨のせいで例年よりも花が小さく、
大きな花を探すのに一苦労でした。


花は下の方から育つため、枝を掻き分けて下の方に咲いている大きな花を摘み取ります。


千日紅の花を正面から見るとこんな感じでとても美しいです。



たくさんの千日紅の花に囲まれ、お花畑にいるようでとても楽しかったです♪



集会所に戻ると摘み取った花をゴザの上に敷き、乾燥させます。


こちらは去年の真紅です。
一年経っても色褪せず、とても綺麗な色をしています。
真紅の「天満宮」という字は白色の千日紅で形作られます。

横から見て、花がデコボコ出ないように調節しながら作っていかなければなりません。


摘み取る花が小さすぎるといけないのは真紅がデコボコになるのを防ぐためですね。



千日紅摘みが終わったあとも、保存会の方々は集会所の庭の木の剪定をしたり
明日から始まる夜なべ作業の準備をしたりとお忙しそうでした。



こちらは集会所のすぐ隣にある蔵。
保存会の方が中を見せてくださいました!


中には春のお祭「文子祭(あやこまつり)」のお神輿やお神輿を載せて引く台車、
太鼓など、様々なものがおさめられていました。


蔵の外観は北野天満宮の梅鉢の紋章が施され、とてもかっこいいです。



それにしてもこの集会所、外観も内装も歴史を感じる古い造りで感動しました。
なんでも江戸時代に建築され、この地に移築されたそうです。





さて、明日からはいよいよ夜なべ作業が始まります。
保存会の方々に教わりながら、一緒に作業をさせていただきます。
よろしくお願いいたします!