夜なべ3日目

こんばんは、三枝です。だんだんと日が暮れる時間も早くなり、夜7時に集会所に着くころにはすっかり暗くなるようになりました。秋の訪れを感じつつある中、夜なべ作業も3日目となりました。

 

今日も最初は受講生2名と千日紅の糸通しの作業をさせていただきました。摘んでから4日目となった千日紅は、乾いた分だけやや粒が小さくなり、固くなった芯に針を通すのも一苦労です。糸通しの作業が進むにつれ、花の数も少なくなり、会員さんたちと膝をつめるように座って、世間話や御仕事の話などうかがいながら、ひたすら作業をしていきます。

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こうして糸でつながれていった千日紅は、「真紅」の芯となる棒に巻かれていきます。昨日のブログで、「天満宮」の文字の書かれた棒の、文字部分の補修作業について紹介しましたが、あの文字が書かれている棒に、千日紅を巻きつけていくのです。

 

巻きつける作業を担当されている、会員の北野さん・入江さんのご厚意で、受講生が実際に作業を体験させていただくことに…。

 

まずは泉さんがチャレンジしました。

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 ゆっくりゆっくり糸に千日紅をつたわせながら巻いていきます。北野さんが、さり気なく棒をまわし、巻きやすく調整してくれます。よく見ると、棒の下のビニールシートに千日紅が落ちています。糸通しをする際に、花の芯にしっかりと針を通すことが鉄則であることは、以前のブログでも紹介していますが、花の芯に針を通しているつもりでも、通っていないと、こうして巻くときにポロッと落ちてしまうのです…。

もう一人の受講生の芦田さんも、チャレンジしました。

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北野さんのアドバイスを受けながら、曲がらないよう気をつけつつ、ゆっくり糸づたいに花を移動させながら巻いていきます。

 

こうした作業と併行して、梅鉢づくりも進行していました。

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編まれた縄を1本1本丁寧にととのえる作業が始まったのです。縄からヒゲのようにはみ出た藁を、はさみで調えていきます。この作業は明日も続くので、また明日詳しくお伝えしたいと思います。