9月15日 麦わら切り作業

引き続き15日の作業風景をお伝えしたいと思います!
ここからは佐々木と東がお送りします!

とうとう夜なべ作業最終日です!
日が経つのは早いと実感します…

今日はお神輿の飾りに使われる麦わら細工用の麦わらを切る作業が行われました。
この麦わらは集会所の外に干してあったものです。

では簡単にですが、麦わら細工の工程を紹介していきたいと思います!

まず、麦わらを節ごとに切り、ストロー状のものをつくっていきます。
大量に麦わらがあるのですが、太くて長い部分しか使えないので使えるのは一部の麦わらです。


↑ストロー状になった麦わら

ストロー状になった麦わらの真ん中を切り、広げ、広げた部分を竹べらでこすって平らにしていきます。


↑どのようにやるのか実践していただきました

平らにした麦わらを和紙いっぱいに貼り付け、麦わら細工の台紙をつくっていきます。
そして、この台紙を彫って鳥居や千木といったお神輿の細部を彩る飾りにしていきます。
地道な作業です…
また、麦わら細工は痛んだりはがれたりしやすいので多めに用意しておかなければならないため、材料となる麦わらもたくさん必要です。

作業途中にも関わらず、会長の鵜殿さんのご厚意で鳥居の麦わら細工を見せてもらいました!


細かーい!!
まるで金箔で出来ているみたいにキラキラしていて実物を見ても麦わらで出来ているとは思えませんでした。

ちなみにこの飾りを彫る作業は友禅の型彫屋さんにお願いしているそうです。
京都の伝統文化がこんなところにも生きているんだなーと思いました。

最終日までたくさんの作業があり、しかも全部細かい!!
これを毎年こなしているなんて保存会の皆さん凄すぎます!!

完成したお神輿を見るのが今から楽しみです!!