2018年度ずいき神輿インターンシップを終えて(4回生 藤田佳子)

こんにちは。京都学専攻4回生の藤田佳子です。

去年に引き続き、今年もずいき神輿インターンシップに参加させていただきました。

二年目ということもあり、去年とは違った気づきや体験をすることができました。


去年は保存会という初めての環境での初めての作業ばかりで、とにかく学び得たことを吸収することに必死でした。

しかし、今年は去年得た知識を再確認しつつ、大体の作業の流れとその作業がなんのために行われているのか把握し
理解した上でお手伝いさせていただく事が出来たのが去年との大きな違いでした。



何より、保存会の会員の方が二年目である私のことを覚えていてくださり、温かく迎えてくださったことが本当に
嬉しかったです。


疑問に思ったことは去年よりも積極的に会員の方に質問するように心掛け、お話をお聞きする
ことで、より会員の方のお祭に対するお考えやお気持ちを知ることができました。



今年は台風や地震、猛暑など天災が相次ぎ、例年通りにはいかないこともあったようですが、
何とかお神輿も完成し、無事巡行日を迎えることができました。



普段普通に生活しているだけでは感じないような自然の脅威と、それが農作物に与える影響
をひしひしと感じました。



気候が直接お祭に影響することも、農作物を使用するずいき祭ならではの特徴だと感じました。




その年によって異なる気候や問題に臨機応変に対応しながらお祭は受け継がれているのだという
ことが分かりました。



また、今年は去年見ることができなかったお神輿組み立ての作業を見学させていただく事ができました。


9月1日の千日紅摘みから一ヶ月間見てきた作業が、最後どのようにしてお神輿になるのかを
見ないのはもったいないという荒田さんのご指摘を受け、その通りだと感じ、今年こそはという
思いで見学させていただきました。


実際に見学し、お神輿組み立ての作業は絶対に見るべきだと感じました。


「あの飾りはここに取り付けられるのか!あの部分はああなっていたのか!」などという
驚きがたくさんあり、非常に感動しました。


これからこのインターンシップを受講する後輩たちにも、お神輿組み立ての作業は絶対に
見てほしいと強く思いました。





私は京都学専攻に所属し、実際に京都の地域に飛び込んで自分の身をもって伝統文化が受け継がれていく
過程を学ぶことが大学生活の目標でした。


二年間の西之京瑞饋神輿保存会でのインターンシップでは、本当に貴重な体験をさせていただきました。


社会人になって京都を離れても、できれば毎年お祭の時期に京都に来たいと思いました。




二年間、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。