9/6(水)夜なべ作業3日目

こんにちは!

今日の記事は酒井が担当させていただきます。

夜なべ作業が始まって3日目ですが、会員さん方から日々様々なことを学ばさせていただいていること

もあり、とても密な時間に感じられます。

さて夜なべ作業はさらに多岐に渡ってきました!

今日会所で行われていたのは、

・千日紅糸通し

・千日紅の花の長さの調整

・「真紅(しんく)」づくり(白い千日紅をつけていく作業の開始!)

・藁を叩く作業

・藁編み

・梅鉢づくり

といった作業です!これらは同時並行でなおかつ日々少しずつ異なる作業が行われているので、自

分が千日紅糸通し必死になっているとつい見過ごしてしまいそうなほどです…

千日紅は先日摘んできたものの数が少なくなってきていて、近日会員さんたちが2回目の千日紅摘みに

行かれるそうです。

そして私たちが今日主に見学させていただいたのは、「真紅(しんく)」の白い花をつける作業と、藁編

みです!

◯「真紅(しんく)」の白い花をつける作業

これまでの作業は糸通しをした赤い千日紅を「天満宮」の文字とそのまわ

りは空けるようにずらしながら、丸太に巻きつけていくというものでした。

いよいよ空けていた文字の部分に花をつけていく作業に入られたようです!

赤い千日紅とは異なり、白い千日紅は糸通しをせず花に直接糊をつけ文字の箇所に貼り付けてい

きます。

また「天満宮」という文字を際立たせるため、できるだけ大きいものを選びます。今年の白い花は

大きめだそうですが、その中でもより大きいものを選ぼうと会員さん方は真剣なご様子でした。

文字のまわりは再び赤い千日紅で埋めて、その際他の赤い千日紅よりも大きなものを使うことで

より立体的に見せる工夫もなされています。

文字に使う花の個数も今までとなるべく同じ数にするのが好ましいそうで、去年の「真紅(しんく」と

見比べ、赤い千日紅とのバランスや白い千日紅の大きさを調整しながら作業が行われていました。

◯藁編み

藁編みの作業を体験させていただきました!梅鉢づくりに使われる縄は、この藁から作られているの

です。これらの藁がお米の稲藁だと知らなかった私たちは、鵜殿さん福井さん方に笑われてしまいまし

たが…笑

まず藁を適量取り、真ん中で分けて左右5本ずつくらいになるよう調節します。左手に左の藁をのせて

、右の藁をクロスするように左手に持ってきます。

そして手のひらの奥に向かって藁を転がしねじりな

がらまた藁同士をクロスさせていく…という作業の繰り返しなのですが、この藁をねじるところがとて

つもなく難しいです!!

鵜殿さんの縄が編み上がるスピードと、私たちが縄を編む(実際縄の形にもなっていない状態ですが…)

スピードは10倍くらい違うのではないかと思うほど、長年この作業をしてこられた方の技術が光る作業

です。



またクロスした分少なくなった藁を継ぎ足さなければならないので、そこで藁同士が絡まってしまうこ

ともあり、注意深く行う必要があります。

藁編みをはじめ、昔からの手法を引き継いで現在の神輿づくりが成り立っている現場を見させていただ

いていることに改めて感謝の意を感じています。

今後の夜なべ作業の様子も、より楽しく分かりやすくお伝えできるよう私たちも努力していきます!で

は!