9月15日(木) 夜なべ作業10日目

こんにちは。
いよいよ、夜なべ作業も終盤をむかえつつあります。
本日は小川がお伝えしていきます。


真紅は完成間近となり、工程は千日紅を通す作業や梅鉢を作る作業から、梅鉢の飾りである稲穂に関係する作業へと移っています。


今日は、真紅を作る方と、稲穂の葉を取る方の二手に分かれ、作業を行いました。
私たちは稲穂の方をさせていただきました。

稲穂を手に取り、葉を取って穂先を揃えてまとめます。
節があり取りにくい部分は、鋏で切ってから葉を取ります。
まとめられた稲穂は、また明日皆さんの手により、糸で束ねられていきます。
畳の上に山のように積まれている稲穂ですが、大勢で取り掛かるためあっという間に減っていきました。

和やかな空気のなか、皆さんとお話ししながら作業は進んでいきます。


私たちも手元を見るので精一杯だった最初の頃に比べ、少しずつ作業に慣れてきました。


私たちがひとつの作業について教えて頂いたり、させて頂いたりしているうちに、同じ部屋の中でも別の作業が行われています。どれもずいきみこしを作り上げるために、絶対に欠かすことの出来ないものです。
目の前の作業に必死になっているときは、手元ばかり見てしまい作業をされている皆さんをじっくりと見ることがあまり出来ていませんでした。
しかし、これまでの作業を振り返ってみると、その作業の一つ一つに向き合う姿は、どの方も真剣でした。違うことをされていても、皆さんの思いは同じなのだと思います。

今日の一斉での作業を体験させて頂き、改めてずいきみこしは保存会の皆さん全員の力がなければ作ることが出来ないのだなと感じました。
夜なべ作業はもうすぐ終わってしまいますが、残りの時間を大切に、一生懸命に取り組んでいきます!