9月15日 夜なべ作業9日目

9月15日 夜なべ作業9日目

本日の作業も昨日同様、細かい作業の追い上げになって参りました。
それぞれの作業を進める中、私は千日紅の糸通しをさせて頂きました。

写真のように、千日紅の花の数はどんどん少なくなってきました。今夜中に終わらせてしまおう、とみなさんの作業のスピードも上がっていました。その際に感じたことですが、千日紅の糸通しが進まないことには、カットや真紅作りも進まず、結果としてお神輿作りに影響が出るということが分かりました。そのこともあり、急げ急げと千日紅の糸通しが進められておりました。この夜なべ作業に参加させて頂いて、私が一番関わったのが千日紅の糸通しという作業だったと思います。そして、この作業はとても大事なものであったと改めて気が付いたとき、こんなに大事な作業に携わることができて光栄だったな、と思いました。

また、本日は保存会の会員さんである五百木(いおき)さんにお話を伺いました!
五百木さんは、10年ほど前に保存会に入られたそうです。お家は、大正7年から続く質屋をされています。子どもの頃から西之京に住んでおられて、やはりずいき祭りには馴染みがあるということをおっしゃってくださいました。
それにしても、大正7年から続く質屋さんとは、すごいです!昔と今では、質屋さんの在り方が変わってきていることや、保存会に入るきっかけとなるお話を聞かせて頂きました。

本日の夜なべ作業は、このようにして終了致しましたが、よく考えてみると夜なべ作業も残すところあと1日となってしまいました!
9月1日の千日紅のお花摘みから参加させていただいて、振り返ってみるととても早いです。私はとても不器用なので、最初はとても不安でした。ですが、保存会のみなさんが作業について優しく教えてくださって、毎日いろいろなお話しをしながらとても楽しい雰囲気の中で居ることができて、毎日集会所に行くことがとても楽しみになりました。作業を通して、皆さんと出会い、関わることができて楽しかったです。また私は、毎晩集まって作業をして、みんなで何かを作り上げる、という経験をするのも実は人生で始めてでした。時間をかけて、多くの人の小さな力が集まって作られるお神輿でありお祭りだからこそ、人々にとって大切な存在になっているのだなあと感じました。
そんなお祭りの準備に関わることができて、本当によかったです!
夜なべ作業はあと1日ですが、お祭りの準備はまだ続きます。
貴重な時間をもう少し過ごさせて頂きたいですし、たくさんのことを吸収したいです。これからも、全力で頑張っていきたいです!

以上、今回の記事は中尾が担当致しました。