9月9日 夜なべ作業5日目

9月9日 夜なべ作業5日目

今回も、前回に引き続き稲の葉を取る作業が行われました。稲の一本一本から葉を迅速かつ丁寧に取るのです。

稲はたくさんあり、多くの人で葉をせっせと取ります。葉の節の部分をポキっと折り、シュルッと取る方法や、少しずつ葉を剥いでいく方法など様々ありました。

皆さん、和気あいあいとしながらも次々と手を動かし、夜なべ作業が終了する時間にはもうこの稲の山はなくなっていました!

葉を取った稲は一旦まとめられ、物干し竿に吊るされます。これは、じっくりと乾燥させるためだそうです。

ところで、この稲から葉を取る作業というのは、一体おみこしつくりのどの過程に相当するのでしょうか?
最終的には、稲穂を30本ずつ凧糸でまとめ、くり抜いた柚子の間に通し、梅鉢と合わせるのだそうです。それを2つ作り、計60本の稲穂が梅鉢の下に出てきます。

下に伸びた二本の縄につなげるのです。
出来上がりはこれからなので、完成をお楽しみに!


また、鳥居の修復作業のほうも前回に引き続き少しだけ調査させて頂きました。
麦藁細工を鳥居の形に合わせて切っている所を見学させて頂きました。

鳥居の修復作業は初めてということだったので、荒田さんに心境を尋ねてみました。すると、「ずいきみこしにおける鳥居は、よく人の目に触れる高さに飾られるので、きれいに作らないとって思うと緊張するね」と仰っていました。

夜なべ作業5日目、完成に向け少しずつ作業が変化してきていると感じました。一つ一つの作業を大事に、今後も頑張っていきたいと思います。
以上、中尾がお送り致しました!