9月13日 夜なべ作業8日目

こんにちは。少しずつ日暮れの時間が早くなり、夜になると
だいぶ涼しくなって暑い夏から秋へバトンタッチしているのを感じますね!
今夜も、集会所では、もくもくと夜なべ作業が行われました。

私たちは、前日に引き続き、稲穂を30本ずつ束にし、
タコ糸で穂の根元をきつく縛っていく作業に参加させていただきました。
縛り方が緩いと、稲穂が乾燥して縮んだとき抜け落ちてしまうので、
手が痛くなるくらい糸を締めました。


↑作業途中、完成品の数を勘定している様子です。
稲穂は、梅鉢一つにつき二束ずつ付けられます。
梅鉢が全部で160個なので、必要な束の数は320束ですが、
さて、いくつ完成しているのでしょうか。


↓作業していた手を止めて笑っています。ということは・・・

なんと、400束できていました。
このような様子で稲穂を束ねる作業は終了しました。


次に、話題を変えまして、振り返りをしたいと思います。
9月1日から作業が始まり、2週間が経過しました。
当初は、初めての環境で、何をしていいのかも分からず、戸惑うばかりでしたが、
保存会の方たちが丁寧に教えてくださるおかげで、ずいき神輿について
少しずつ知っていき、作業もどんどん楽しくなっていきました。

また、私は、会員さんとの会話でとても嬉しかったセリフがあるんです。

「今日は、名札付けてはらへんの?私ら、名札の名前見て、名前覚えてますねん。」

…↑このセリフは、私たちがいつも付けている名札を付けるのを忘れて作業していた時に、言ってくださった言葉です。
どうして、この言葉が嬉しかったのかといいますと、
私たちも会員さん一人一人の名前を覚えようと必死だったけど、
会員さんも私たちの顔と名前を覚えようとしてくれているんだなと知ったので、本当に嬉しかったんです。

ずいき祭りのインターンシップを通して、
歴史・伝統・地域のつながりを大切にされている保存会の会員さんの姿勢は、
本当にすばらしく、“感動”という言葉では伝えきれないほど 本当にすごいです。

“えっ!!ここも自然のものを使っているんですか!!!”という
驚きの心の声が、つい漏れてしまうほど 決して妥協しないのです。

会員さんの個人のお宅へも訪問させていただくと、
会員さんのずいき祭りに対する熱意を感じることができました。
そして、一番驚いたのが、365日ずいき祭りのことを考えながら、生活をしているということです。

このように、2週間を振り返って見ると、
机上では学ぶことできないような内容を学ばせていただいたり、
人の温かさを感じることができ、とても充実しています。

お神輿が日に日に完成に近づいていくのも楽しみです。
本当に作業も楽しく、新しい作業をするたびに
貴重な体験をさせていただいているという思いでいっぱいです。

夜なべ作業も残り2日となっています。
改めて、気を引き締めて頑張っていきたいです!

以上、森本がお伝えしました。