9月5日 夜なべ作業3日目

昨日は夜なべ作業がお休みだったので、今回は1日空けて3回目の作業となります。

まずは前回に引き続き、花を糸に通す作業です。
千日紅は前回作業したときと比べ水分がなくなり、大きさも縮んでドライフラワーのようになっていました。

その作業の傍らで、梅鉢作りを再び教えていただいている樋口さん。
努力の結果、初日よりかなり上達しました!お見事です!


その後、以前ご紹介しました「真紅」を作るところを見学させていただきました。

まずは、千日紅を通し終えた糸を吊るし、千日紅の大きさを整えていきます。
千日紅の茎の方を、糸から5ミリほどのところで切り、大きさを揃えます。
糸は千日紅の頭から1センチほどのところに通してあるので、全体で1 . 5 センチ程度の大きさになるわけです。


そうしてすべての千日紅の大きさを整えた糸を、柱に巻きつけていきます。

柱にのりを塗り、糸を引っ張るようにして持ちながら、千日紅をガク側が下になるよう向きを揃えつつ、少しずつ付けていきます。

なお、以前写真でお見せしましたが、真紅には「天満宮」の文字が浮かび上がっています。
この文字は白い千日紅によって作られるため、この作業のときは文字の部分に千日紅をつけず少し空けておき、後ほど不要な千日紅を取って白い千日紅をつけます。


↓柱に「天満宮」の文字が書かれており、そこを避けるようにして千日紅をつけます。

こうして、柱の下の方まで千日紅を巻きつけていくのです。


この後、実際にこの作業を体験させていただきました!
「糸を引っ張りながら、千日紅の向きを整えて柱の方に送る」という作業が、千日紅のほうを揃えているうちに糸を引く手がゆるんできてしまい、元々の不器用さと相まってなかなかスムーズにできませんでした…。もしまた機会があれば、次こそは上手くできるよう努力したいです!


今回は、主に真紅を作っていくところをご紹介いたしました。
夜なべ作業も今回で3回目となりましたが、少しずつ作業が進んでいくのを見ていると、完成がより楽しみに思われますね。
以上、朝井がお送りいたしました。