9月2日 夜なべ作業第1日目

今日から夜なべ作業が始まりました。今回は千日紅を巻きつけた真紅につける梅鉢の作り方を倉貫さん、佐伯さん(佐伯副会長さんのお父様)に教えていただきました。


 

手順を見ていると出来る気がするのですが、実際にやってみるとこれがなかなか難しい!今日はそんな梅鉢の作り方をご紹介します。



まず縄を半分に折り、手のひらの長さに合わせて縄を折りたたみ、輪を5つ作ります。このときしっかり折り目を付けておくことがポイントです。

その後、手の平のように縄を広げます。縄の先を合わせて持ち、右端の輪とその隣の輪との間に上から重ねます。



そして右端の輪を右から2つ目と3つ目の輪との間に同じように上から重ねます。この工程を繰り返していくと...

このような形になります。縄を引っ張り輪っかの大きさを整えていきます。引っ張り方にもコツがあり、大きさをそろえるのにも一苦労です。ですが大分梅鉢らしい形になってきました。


  


最後に、きれいな丸い形になるよう形を整えながら隣の輪っか同士を糸で結べば完成です!


作り方を覚えたところで、実際に梅鉢に使われる縄での梅鉢作りに挑戦させていただきました。練習用のロープとは違い思うようにはいかず、足を使ってみたり格闘してみましたが、なかなかうまくいきません。会員さん方が山のように作っているなか、私たち5人で3つ作るのが限界でした...。


これは倉貫さんが作られた梅鉢(この後糸で結んで完成)です。私たちが作ったものとはやはり違います。
この縄は機械で綯ったものだそうですが、御神輿に飾るものは手作業で綯った縄を使うそうです。実際に綯った縄を触らせていただきましたが、感触が全く違い驚きました。機械の方は柔らかく、すぐほどけてしまいます。一方で、手で綯った縄は非常に頑丈でした。機械と手作業でこれほど質の違うものができるのかと、手作業のすごさにも驚きました。


今回は梅鉢の作り方についてご紹介しました。
非常に難しかったですが、楽しい作業でした。夜なべ期間中にマスターしたいものです。
以上樋口がお送りしました。