9月4日 夜なべ作業はお休み

今日は夜なべ作業はお休みですが、この3日間に行われていた作業をふり返って、書かせていただこうと思います。

夜なべ作業では、毎日さまざまな作業が分業で同時進行しています。



まずは縄こすりです。

これは綯われた縄から出ている藁を切り、ねじりを強くし、表面を滑らかにする作業です。
この作業は染めが薄くなった袢天で、縄をこすります。
なぜ袢天を使うのかというと、綿100%の布でないと摩擦の熱で溶けてしまうという理由が一つ。
もう一つは、古くなってしまった袢天も捨てるのではなく、ぼろぼろになるまで使うという考えからです。

こする目安は、すべすべになったと自分の気が済むまでとのことです!
「神様のために使うもんやからちゃんとせなね。」とおっしゃっていたので、その気持ちを胸に一生懸命こすらせてもらいました。

こする前の縄とこすった後の縄を触り比べると、こする前の縄はチクチクするのに対し、こすった後の縄はつるつると光沢が出ていました。


次は千日紅切りです。
これは糸に通された大きさがばらばらの千日紅の高さを揃えるための作業です。

このように、はさみで千日紅の下の部分を切っていきます。
こうして高さをそろえないと、あとで柱に貼り付けるとき、表面がでこぼこしてしまいます。



次は、先ほど高さをそろえた千日紅を柱に貼り付ける作業です。

このように糊をつけた柱に、二人一組で千日紅を貼り付けていきます。
一人は糸を巻きつけるように柱を回転させながら、千日紅を柱に貼り付けていきます。
もう一人は、糸をピンと張らせながら糸に通された千日紅を二つづつ、方向をそろえて貼り付ける人に渡していきます。

渡す役割を体験させていただきましたが、糸を緩ませてしまい、ピンと張ったままにするのが難しかったです。



今回は、前回までで紹介しきれなかった作業について書かせていただきました。
明日からまた夜なべ作業がはじまります。
地道な作業のことも多いですが、神様のお祭りのために頑張っていきたいと思います。
4日目は須藤がお送りしました。