9月1日 千日紅摘み

はじめまして。
今年度の瑞饋神輿(ずいきみこし)インターンシップに参加させていただきます、
立命館大学文学部京都学プログラムの鈴木、須藤、清野です。
9月1日から、10月4日のずいき祭り当日までの様子をブログでお伝えします。
よろしくお願いいたします!

本日、9月1日の「千日紅摘み」の様子は清野がお送りします。

いよいよ9月に入り、お祭りの準備が本格始動しました。
今日は御神輿に使う千日紅を摘みに行きました。


千日紅はこんな感じで↑御神輿の柱部分「真紅(しんく)」に使われます。これは去年のもの。
去年のものでもこんなに色鮮やかです!


14:00 集会所に集合。
ずいき神輿保存会の方々と顔合わせを行い、担当場所の振り分けの後、
それぞれ畑に向かいました。
千日紅はずいき神輿保存会の農家の方々の畑で栽培されています。
今回私たちがお邪魔させていただいた畑は、桂上野の畑です。

14:30 畑へ。
畑には色鮮やかな千日紅が!

紅色と白色の二色があり、白いものは「真紅」の「天満宮」の文字の部分に使われます。

千日紅は中心に糸を通して柱に巻いていくので、ある程度の大きさが必要ですが、
保存会の方々によると今年は少雨のために大きいものが少ないのだとか…
それでも大きめのものを探しながら摘んでいきます。


休憩時間には同じく畑に栽培されているものを見学させていただきました。

まずは御神輿の屋根に使われる、ズイキです!

赤い茎のものと青い茎のものの二種類あります。
赤い茎はエビイモ、青い茎はサトイモ。つまりズイキとはイモの茎なのです!


そして…

「これはなんですか?」と私も尋ねてしまいましたが、
珍しいトマト?ちっちゃいカボチャ?
ではなく、アカナスだそうです。これも御神輿に使われます。

こちらはゴシキトウガラシ。↓五色の名の通り、赤いものや青いものなど何色かあります。

「トウガラシ触った手で目ぇこすったらあかんで!」だそうです。
トウガラシはトウガラシ。…きっと大変なことになるのでしょう…
このゴシキトウガラシも御神輿に使われるのだそうです。

どんな御神輿が完成するのか今から楽しみです!

休憩後、再び千日紅摘みを再開し、15:40収穫終了。


集会所へ戻ると、千日紅は御座に広げられました。きれいですね!
 
こうして一晩乾燥させます。乾燥させると三分の二ほどの大きさになるそうです。


広げられた千日紅のそばには、子供神輿に飾られる「桂馬」「欄間」が。
こちらは去年のものです。
テーマは「金太郎」と「おじゃるまる」

これ全部植物や木の実など自然のもので作られているんです!
しかも使えるものは毎回再利用するそうで、金太郎の隣のクマも、かつてはプーさんだったとか。

「桂馬」「欄間」のテーマは子供たちに喜んでもらえるよう、毎回様々なものを考えているのだそうです。

様々な材料を使う工夫、さらに材料の再利用…
ずっと見ていても飽きないクオリティの高さに感動しました…

今年はどんなテーマなのかとても楽しみです!
「桂馬」「欄間」についての詳細はまた後日お伝えすることになると思いますので
お楽しみに!

「桂馬」「欄間」の作者の方とお話しさせていただき、本日の私たちのお手伝いは終了。

明日からいよいよ千日紅に糸を通す作業など、御神輿づくりが始まります。
そちらの様子も今後ブログで更新していきたいと思います。
本日は清野がお送りしました。