9月6日 新たな作業開始
今日の夜なべ作業では前回までにご紹介した作業と並行して、新たな作業が加わりました。
今回はこの新しい作業をご紹介したいと思います。
一つ目は、お神輿の柱である「真紅(しんく)」に文字を入れる作業です。
前回ご紹介しました、柱に糸に通した赤い千日紅を巻きつけていく作業の続きになります。
↑このように文字を入れる部分は、千日紅を巻きつける時貼らずに空けてあります。
この文字の部分に白い千日紅を貼り付けていきます。
1.去年の真紅を、今年の真紅のとなりに置きます。
これは去年の真紅を見本にして、白い千日紅の配置やどの大きさの千日紅を使うかを決めるためです。
2.白い千日紅にのりを付けて貼っていきます。
このとき文字がよく引き立つように、千日紅の色を見極めながら貼る千日紅を選びます。
↑白い文字がよくわかるように、白い千日紅は赤い千日紅より高さが高く、飛び出して見えます。
3.文字の間は、赤い千日紅でうめていきます。
今日は真紅完成まではいかなかったので、完成した写真は後日掲載させていただきます。
もう一つの新たな作業は、梅鉢の飾りになる稲穂の準備です。
2.この短くなった稲の葉っぱを剥いていきます。
↑量がとても多いので、大勢で作業しています。
梅鉢に飾り付ける作業はまた後日ということなので、今日は束ねてネズミに食べられないよう高いところに吊るしました。
この稲を作ってくださった入江さんに、いろいろお話を聞かせていただきました。
まず、この稲はキヌヒカリという品種でコシヒカリともう一種類をかけあわせた品種だそうです。
5月1日に種をまき5月末に田植え、収穫されたのは今日なので4か月以上手をかけて育てられました。
去年の豊作に比べると、今年は始めの時期の水不足や、先日の大雨で稲が倒れてしまったりで豊作ではなかったそうです。
このようなお話を聞いて、お祭りで稲が使えるのも私たちが普段おいしいご飯が食べられるのも、自然や作ってくださる人たちのおかげなんだなと改めて感じました。
明日も作業は続きます。
作業の内容はもちろん、作業してらっしゃる方のお話などもこうしてお伝えしていきたいと思います。
本日は須藤がお送りしました。