2012年9月1日 千日紅摘み

はじめまして。
今年度の瑞饋神輿(ずいきみこし)インターンシップに参加させていただきます、
立命館大学京都学専攻の東・石毛・井上・佐々木です。
今日から10月4日の瑞饋祭本番まで、地域の方と作りあげるお祭りの様子をブログでお伝えしていきます。

いよいよ9月に入ってお祭りの準備が本格的に始まりました。
今日は【千日紅(せんにちこう)摘み】です。

14:00集会所に集合。
ずいき神輿保存会の方々と顔合わせを行いました。
千日紅はずいき神輿保存会に所属されている農家の方々の畑で栽培されており、
今回私たちが千日紅摘みのお手伝いにお邪魔させていただいた畑は西京区桂上野にありました。

14:30 畑に到着!!
こじんまりとした畑には色鮮やかな千日紅がたーーーーっくさん咲いていました。
千日紅の大きさは様々で、どれを摘んで良いのかわからず、ただ佇んでばかり……。
そんな私たちを見て保存会の方が、千日紅の摘み方を教えて下さいました。
(千日紅摘みの風景)
千日紅は真紅(しんく)と呼ばれる、神輿の柱部分に使われます。
糸を千日紅の中心に通して、何個も連ねます。
そのため、花の長さが1cm以上の大きさの千日紅が必要となるので、
なるべく大きな千日紅から収穫していきました。
(千日紅)
15:10 休憩
休憩中も保存会の方は私たちにずいき祭について教えてくださいました。
私たちが摘んだきれいな千日紅は4月に種を植えて苗が作られます。
5月にその苗を畑に植えて9月になるとずいき神輿つくりに向けてこのように収穫されます。
農家の方の愛情を感じますね!!
ふと千日紅から視線をずらすと……

あ!ずいきだ!!

同じ畑でずいきも栽培されていて、これもお神輿つくりで用いられます。
なるほど…と思っているところで休憩終了。
その後も千日紅摘みを続けていましたが、作業が続くにつれて、こぶりな千日紅ばかりが残り、
どれを摘んで良いのかわからなくなっていきます……。

15:40 収穫が終わりました。
それぞれが摘んだ千日紅を1か所に集めてみると、大きなかごいっぱいに!
(摘んだ千日紅)
車に乗って集会所へ。
途中で改修中の御旅所(中京区西ノ京御輿ヶ岡町)に寄っていただき、中を見学。
ずいき祭巡行当日はこの御旅所から、ずいき神輿が出発します。
1か月後にはどのような賑わいを見せているのか楽しみですね!

集会所に戻ってみると、摘んだ千日紅が御座の上に並べられていました。
明日からの糸を通す作業に向けて、乾燥させるそうです。
白い千日紅は「天満宮」の文字に使われます。
天満宮とは菅原道真で有名な北野天満宮のことです。

明日からは夜に保存会の方が集まり、祭りの目玉となる、
野菜や米麦・草花・干物でつくられたお神輿つくりが始まります。
私たちもお手伝いをさせていただきつつ、その様子をブログで更新していきたいと思います。
本日は石毛・佐々木がお送りしました。